やさいのかきあげ定食

大親友の彼女のツレ TANIステガチで使ったお前

スマブラforWiiU やさいかきあげのスマブラ理論

 今日は2018年12月6日。明日、7日金曜日は大乱闘スマッシュブラザーズSPの発売日です。

 大乱闘スマッシュブラザーズ for 3DSが発売されたのは2014年の9月。私は、この3DSで発売されたスマブラで遊んではいたものの、ガチ部屋で鍛えた俺のトゥーンリンクに処理された大学の友達がブチギレ。二度と言葉を交わすことがなくなってからは、スマブラを積極的にプレイしたいとは思わず、スプラトゥーンでずっと遊んでいました。この時、2014年12月に発売されたfor WiiUを買うことはありませんでした。

 2015年の12月に理科大スマサーというオフに当時数少ない友人だったひのともさんと行ってからは、スマブラが楽しいと思えるようになり、足繁く理科大スマサーに通いました。ここで得た同輩や後輩たちは今でも遊ぶ仲ですし、大会運営のノウハウ、機材の管理等の知識はとても役に立ったし勉強になったと思います。

 2017年は、2GGからのオファーがあり、Nairo Sagaのキーチェーンイラストを手がけさせて頂きました。2016年からAbadangoさんや、海外トッププレイヤーのZeRoからのコミッションはあったものの、このNairo Sagaのコミッションから、2GG主催大会のキーチェーンを継続して描いたという経験は、イラスト活動の点で自分にとって非常に自信のつくものとなりました。この活動があり、2月にはVaysethが率いるFrosbite2018に招待して頂きました。現地ではコラボアーティストとしてキャラクターデザインをさせて頂いたり、会場で直接物販をしたりしました。この海外遠征の経験は自分にとってとても大きかったです。沢山の人に絵を見ていますと言われたり、写真を撮ってと頼まれたり、直接イラストのリクエストをして頂きました。

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Frostbite2018のトレーラー(紹介ムービー)。自分も紹介して貰ってます。めっちゃカッコイイので見てくださいm(_ _)m

 2018年は前年と同じく、変わらず2GGの大会のキーチェーンイラストを描いたり、日本の各大会の名札のデザインをさせて頂きました。
スマブラ4に関わってきた3年ちょっとでしたが、皮肉にも今年のことが一番思い出せなくて、自分は今年は何をやっていたんだっけ、とこのブログを書いていて思いました。2016年に毎週通っていた理科大スマサーにも滅多に顔を出さなくなり、宅オフに行って8時間ぶっ続けでスマブラをするなんてこともなくなりました。



 自分は他のスマブラプレイヤーとは少々特殊だと自負しています。なぜなら自分はプレイヤーとしての活躍ではなく、イラストでの活躍のほうが知られていると思うからです。ウメブラはずっと出ていたものの、自分の記憶に残るプレイなんてありませんでした。それは具体的な数字という結果を出してないからです。自分でもこう思うのだから、別の人の目から見て私のことをプレイヤーだと認識する人は少ないでしょう。だからプレイヤーではなく、イラストを描く人の印象のほうが大きいのだと思います。

 自分なりにスマブラは頑張ったつもりでしたが、それは頑張ったフリをしているだけだったと思います。なぜなら目標が無かったからです。目標を立てるのが怖かったと言ってもいいかもしれません。楽しければそれでいいと思ってました。楽しければいいから、使ってて楽しいキャラであるリザードンを使っていました。
 でもやっぱり、よく対戦する(身内と言う方が伝わりやすいでしょう)スマブラーに勝てなかったりすると、リザードンを使ってる弱い自分に腹が立つわけです。それで腹が立っているのを指摘されると、ますます腹が立ちました。ある人に、「お前は結局スマブラを楽しみたいのか、それとも勝ちたいのかどっちなんだ」と言われました。
 
 リザードンは俗に言う弱キャラの部類で、トーナメントを勝ち進むのはとても難しいキャラだと思います。なぜなら、できることが少ないので対策されるといとも簡単に決着がつけられてしまうキャラだからです。しかし、リザードンで勝つためにはいくらでもやりようがありました。スマメイトに入り浸る。人にアドバイスを求める。でも自分はそれをしませんでした。

 私にはとっしーさんという憧れの存在がいました。とっしーさんはリザードン全一で最強です。リザードン使いはみんなとっしーさんに憧れます。自分もやり続けたらとっしーさんみたいになれるのではないかと酔っていました。でもリザードンを使ってボコられまくるうちに、そういう幻想を抱くのはやめようと思いました。

 その頃の自分は「勝ちたい」と思っていたので素直に別の強キャラを触り始めました。リザードンと同じく、復帰が強いベヨネッタを選びました。ベヨネッタはかなり自分に合ってたと思いますが、全然使い込みませんでした。勝つための努力をしませんでした。

 勝ちたいのに努力しなかったの?と思われると思います。そうでした。勝ちたいのに努力をしませんでした。ベヨネッタを真剣に使おう、トーナメントでも自信を持って使おうと決心できたのは今年の10月からでした。遅すぎる決断だったと思います。



 しかし、このスマブラforWiiUが終わろうとしている最後の2ヶ月間は、平日大会に皆勤で行きました。週末の大会には毎週欠かさず参加しました。そして、本戦の対戦中やフリー中に何がダメだからこれを直そうとしっかり考えられるようになりました。そして、iPhoneのメモ帳に書き込んだり、このブログにオフレポとして言語化して記すことが出来ました。
 リザードンベヨネッタ、両キャラを使ってもそういう風に考えられたのはとても良かったです。自分なりにこのゲームで勝つためにはどうすればいいのかということが導き出せたので、最後の2ヶ月はしっかり考えてこのゲームをして良かったと思います。



 「勝つ」ためには経験値が莫大なほど必要だということがわかりました。きっと、それはスマブラだけでなく、どの分野でも「勝つ」ためには経験値が死ぬほど要ります。資格試験に合格するなら勉強をするという経験値、書道で段位を取得したいなら字を書きまくるという経験値。そして、この経験値は積めば積むほど知識として蓄えられるようになります。そして、自分よりもっともっと多くの経験値を持っている人—スマブラで言うなら上位勢の人、その人たちの思考を垣間見ることができるようになったり、上位勢との経験値の差を埋めることで、トーナメントで勝てるようになる手段になると思います。

 それが経験値であり、努力だと思います。私たちが上位勢やもしくは自分より強い人になかなか勝てないのは、経験値および努力の差があるからです。勝ちたいならそれを埋めるのが絶対です。そして、その経験値の積み方の方法も、一概には言えないということを知りました。

 序中終盤の立ち回り、キャラ対、フレーム関連、意識配分、崖関連、ライン管理、最大リターン、拒否など、挙げればキリがないです。これらを積み重ねることで、経験値として自分の中に蓄積されていくことで強くなるんだと思います。そして、自分より強い人たちは必ずそれを自分より多くやっています。だから私が勝つためにはその経験値をその人たちより多いペースで積まないとなりません。しあわせタマゴを100個持っても足りないくらい、その差は大きいなと思います。

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トーナメントで「勝つ」ために必要な要素の、あくまでも自分の中でのイメージ

 しょーぐんさんがほんの少し前に、smashlogで公開していた記事に共感できるので引用させて頂きます。
 強くなるために必要なこととタイトルにありますが、「知識やシステム面の理解」。これは私が上で挙げた「経験値」に必ず必要な要素だと思います。(具体例はフレーム関連や崖関連の仕様等) まずこれを理解していないと、強くなるための前提からはかけ離れていると思います。そして、次の「結局キャラ対」はまさに自分も共感できる「経験値」です。そして、この「結局キャラ対」という要素は、上記の「知識やシステム面の理解」をしっかりしていなければ成り立たないと私は思います。
 基礎に「知識やシステム面の理解」、それを噛み砕くのが「結局キャラ対」だと思います。私は2018年最後の10月でようやくこのことに気づきました。しかし、10月に気付くまでは「結局キャラ対」ということを一切理解できませんでした。それは自分が「知識やシステム面の理解」を疎かにしてきたからだと思います。最初は「知識やシステム面の理解」から重点的に初めて行けば、自ずと最後は強くなるためにすること、それは「結局キャラ対」という考えに結び付くと思います。
smashlog.gamesしょーぐんさんの素晴らしい記事


 どこまでを基準にするか?自分はスマブラの実力だったら、間違いなくピラミッドの下の方に存在する有象無象です。次回作、スマブラSPでは目標を掲げずなんとなく惰性でやらずに、必ず基準を設け、それに向かって努力したいと思います。

 私は最後まで、このスマブラforWiiUというゲームで「大会で結果をどの程度出す」という目標は立てられませんでした。しかし、「勝ちたい」という気持ちを、オフ大会に行きまくり、自分の試合の中ではどれがダメでどれが良かったのか、それを具体的に振り返り積み重ねることで、そんなに前向きにスマブラをプレイしていない頃より経験値は積み重なったのではないかと思います。だから、今の自分には、昔の何も考えてないでプレイしていた時より強くなったという自信と確信があります。

 結論として、私はスマブラでは勝ちたいです。でも、楽しくゲームをすることは何よりの前提です。だから楽しく使えるキャラで勝ちたいと思います。「勝つのか楽しみたいのか、どっちかにしろ」というあの言葉で、自分はかなり苦しい思いをしたと思います。別に白黒はっきりつけたいわけじゃなかったのに、どちらかにしろと言われたのはとてもつらかったです。

 次回作では触ってて楽しいキャラで勝ちたいです。それがポケモントレーナー(リザードン)になるのか、ベヨネッタになるのか、また別のキャラになるのかはわからないけど…。明日、スマブラSPが発売なのがとても楽しみです。自分語りしかしていない記事ですが、読んで頂きありがとうございました。